20年近くも前に蚤の市で初めて見かけ、その独特なフォルムにずっと心惹かれていたかご。
それが、ペリゴール地方に古くから伝わるエスカルゴ状に編まれていると知ったのは一冊の本との出会いでした。
そしてこの地方に生まれ育ち、かごを編み続けているアルチザン、フィリップ ゲリネルさんにようやくお会いすることができました。
その作品を一目見たときにその美しさが他の職人さんのかごとは大きく異なるオーラを感じたのです。
すぐに製作を依頼したのですがその時は肩を壊していらして、その後待つこと10ヶ月。
今年の初めから少しずつASAHEIのために作り始めて下さいました。
良質なワインで知られるベルジュラック。
どこまでも続くぶどう畑を抜けたところにあるご自宅のアトリエで、自分の感覚だけでスパイラル状に編みあげる独特の手法のかごが生まれます。
農家ではじゃがいもやとうもろこしなどを運ぶ為の大きなものから(畑から台所まで運ぶ間に網目から余分な土が落ちて使い勝手が良いそう)、この地方の特産であるセップ茸やトリュフなどの貴重な食材を採りに行く際の小さいかご、そして家庭では洗濯物を取りこむ時などいろいろなシーンで活躍していました。
自然な柳の色を生かしたマロン系、ブルーがかったグリーン系、さらに皮をむいた白いかごと伝統的なフォルムはそのままでもイメージが大きく異なります。
白いものは花嫁さんや付き添いのお嬢さん達が手にしたり、マリアージュのレセプションのテーブルを飾ったりするのも素敵なアイデアですね。
大きさもいろいろ。
どんなシーンで使おうかな…と考えるのも楽しみです。
どこから見ても美しく存在感があるかごは現代のインテリアにも溶け込みます。
伊勢丹にて開催するフェアでは、パリでご活躍中のフラワーデザイナー斎藤由美さんとのコラボレーションイベントが決定!
こちらのパニエをベースに、お花をデコレーションしていくレフラワーレッスンが開催されます(詳細はこちら)
パリのホテルリッツや一流メゾンのショーやお店のディスプレイといった装花も担当している斎藤由美さんのレッスンを日本で受けられる、とてもスペシャルな機会です。
すてきなパニエにどんなお花をどんなスタイルで飾ってくださるのか、私たちもとても楽しみにしています。
こちらのかごは、下記のフェアにてご覧いただけます。
伊勢丹新宿店本館5階 センターパーク/ステージ・#5
4月16日(水)〜29日(火・祝)
フェアについての問い合わせは
ASAHEI 03-3556-6539 もしくは shop@asahei.com
0 件のコメント :
コメントを投稿