2014/04/13
〜フランスのかご〜 パニエ リュスティック
昨年のイベントでもご紹介した「パニエ リュスティック」。お問い合わせも多かったフランスのパニエです。
4月16日からはじまるイベントでご覧いただけます。
伝統を大切にし、こだわりながら丁寧につくりあげることで後世にも伝えていきたい…という想いが詰まったフランスの名品であるパニエ。改めてこちらのパニエについてご紹介させていただきます。
パリ郊外の蚤の市でも見かけることがある古いかごバック。
一目見ただけでカジュアルなイメージのかごバックとは異なるものだとわかるほど、繊細な編み方のパニエです。
「パニエ リュスティック」は19世紀にフランス女性達の間で大流行した高級婦人鞄で、残念ながら今では職人がほとんど居なくなってしまっています。
そのかごを専門に作り続けていらっしゃるのが、Evelyne&Gilles Szepesご夫妻。
シャテル モンテーニュというフランスのちょうど真ん中にある小さな村のアトリエで温かく出迎えてくださいました。
製作過程を見せて頂くことができました。
底の部分から編みはじめます。
ジルさん手作りの木を削って作った型の添わせながら編み上げて行きます。
様々なテクニックを組み合わせて編み出されるモチーフは100種類以上にもなるそうです。4種類の太さの籐をミックスさせることによって繊細なレリーフが生まれる様子はまさに神業です。
ジルさんが考案したという牛革と白木にレリーフを手彫りで施した留め金部分はパニエの色によってアレンジするというこだわりよう。
細部までおふたりのこだわりが感じられます。
いくつかのデザインのなかでも特に心に響いたのはギャラリーデコラティヴと呼ばれるサークル柄を施したモチーフでした。
この華やかな柄は19世紀に大流行したそうでエヴリンさんも大好きとのこと。そこでこのモチーフのヴァリエーションで製作を依頼したところビジューのような素敵なバッグを作り上げてくださりました。
ご本人達もひとつひとつ楽しみながら編んでくださったそうで、その作り手の思いが伝わってきます。
自然染料を使用し、色合いにもこだわりが。
マットなブラックベースはシックな雰囲気が素敵です。
アクセントカラーがはいったツートーンの作品も。
今回のイベントにあわせ、特別カラーも作っていただきました。
特に白のパニエはエヴリンさんこだわりのカオリン=磁器製作に使用する粉を染料として使っており、籐の風合いを損ねることなく自然な仕上がりとなっています。
サイズによっても雰囲気が変わります。
スモールサイズはお着物にあわせても素敵。
パニエ リュスティックのエスプリを活かしつつ新しいフォルムのパニエも登場します。
いつもそばに置いてそして長く使い続けていきたいパニエの逸品、パニエリュスティック。
今回のイベントにあわせてつくっていただいたパニエは、どれも美しく、その繊細さに改めて心惹かれています。皆様にご覧いただけるのがいまからとても楽しみです。
(商品は個体差がございます。1点限りの商品もございます。ぜひお早めに!)
こちらのかごは、下記のフェアにてご覧いただけます。
伊勢丹新宿店本館5階 センターパーク/ステージ・#5
4月16日(水)〜29日(火・祝)
詳細はこちら。
フェアについての問い合わせは
ASAHEI 03-3556-6539 もしくは shop@asahei.com
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